今日もほんわか

心と体のほんわか手当てをしています。

日常やケアを通して感じることを綴るブログです。

皆さまがご自分らしい元気で満ちますように。

堤 文子



麺の束を握ると、「ねじる」ケアを連想します。

ビッチリ束ねられたまま麺の間を広げるのは無理がありますが、ねじると簡単に隙間が生まれます。

体の表面を軽くねじったり揺らしたり擦ったりしたとき、中で起こっているのはこんなことかなぁと思うのです。


腕や脚は、骨や筋肉や腱や血管やリンパ管や神経や色んなものの束です。

筋肉自体も筋線維の束。

疲れや不具合があるときは、これらがミッチミチに固まっていたりします。

癒着して動きが悪かったり、圧迫されて流れが阻害されていたり。

ここに隙間を作るのが、ねじる動きです。


雑巾を絞るように深く絞るのではなく、皮膚表面がズレるくらいが効果的です。

そっとねじって、そっと戻す。

場所を変えてまた、そっとねじって戻す。

固まった束の中に隙間や動きが生まれ、自分を治す働きが蘇ります。

揉むよりほぐれるので不思議です。

「指の関節が痛い。変形してきてるのかも。」

とご相談を受けました。

ちなみに、第1関節が変形するときはへバーデン結節、第2関節のときはブシャール結節といいます。


更年期の女性に多い指関節の痛み。

はっきりとは分かりませんが、遺伝や環境、ホルモンバランスの変化、手を酷使する方には男女問わず起こるといわれます。

変形が進んでしまうと元に戻すことはできませんが、痛み始めはケアで進行を遅らせることができます。


私も更年期ですし、よく手を使う生活なので、条件バッチリの当事者。

ケアしながら暮らしております。

最初に痛みを感じた頃に調べた情報を元に手当てしているのですが、今回そのソースが辿れませんでした。

我流になってしまっているかもしれませんが、ご参考まで。


指が痛むなぁと思うときは、痛む関節にテープを巻いて寝ます。

単純にぐるぐるッと2巻き程度、指先の色が少し赤くなるくらいのキツさで巻きます。

最初は少しドクンドクンしますが、やがて落ち着きます。

朝になったらテープを外します。

数日続けて、痛みが通り過ぎたら止めます。


就寝時(安静時)にテープを巻いて軽い圧を加えることで、カルシウムの沈着を妨げて痛みや変形を軽減し、修復を促進するということだったと記憶しています。

日中のテーピングは、動きのサポートや痛みの軽減のためなので、目的が違いますね。


痛みの原因は様々なので、受診の上で・・・ということになるとは思います。

70代女性の方をケアしたら、足首から下がとても熱い。

熱がこもっていて、これでは辛いだろうなと感じました。

糖尿病はないはずなので神経障害は考えにくいし、ホットフラッシュ的なことでもなさそう。

たぶん、お仕事と夏の疲れで熱を発散できていないのだろうなと思いながら施術していました。


するとご本人からも、

「足の(裏が)やき~やきすっとですよ。」

という佐賀弁の訴え。

足の裏が熱くてたまらないという意味らしいです。

冷却剤を当ててみたりするもののなかなか改善されず、眠りも浅いとのこと。

「お風呂に浸かればよかとでしょうけどね~。ついシャワーで済ませて。」

ご自身でも対処法を思い当たっていらっしゃるのに、なかなか・・・そんなものですよねぇ。


・足の裏をグー(猫の手)で擦る。

・足の指を軽く伸ばして、優しくマッサージする。

・爪の付け根の脇をつまむ。(自律神経に働きかけます。)

・足首を動かす。

そんなこんなしているうちに、熱も老廃エネルギーもかなり排出されてクールダウンでき、す~っとおやすみになりました。



熱を下げるのに、直接冷やす方法もありですが、あえて温めることで体の冷却機能のスイッチを入れる方法もあります。

暑いときのお風呂も良いものです。

ぬるめに浸かって、ゆっくり足のマッサージなどなさってみてはいかがですか。


参考過去記事

 『開門』 https://honwaka.theblog.me/posts/55166859

 『一度温めてみる』 https://honwaka.theblog.me/posts/54289528

お世話になった方が亡くなられて、ご葬儀に参列してきました。

ご家族とたくさんのお仲間に囲まれて、愛に溢れたお見送りでした。


「お経はあるときは川を渡る船になり、またあるときは暗い道を照らす灯明になり…。」

お坊さんがそんなお話をされていました。

人生においては、家族や仲間も、音楽も芸術も、あるときは船になり灯明になり…だなぁと思いながら聴いていました。

故人のお陰で、私はまた音楽を始めるきっかけをもらい、今があります。

淋しい中にも心に温かいものを感じながら、ただただありがとうの気持ちでその場におりました。


お盆でご先祖や親族を迎えて過ごされる方もいらっしゃるでしょう。

どうぞ良い時間をお過ごしください。

先々週、家の周りで子猫の声がするようになりました。

家やお隣やお向かい、数軒をウロウロしてミャーミャー言っているようで、我が家の先住猫も気になる様子。

忍を決め込んで数日過ごしましたが、一向に止みません。

この暑さですから、放っておいたら…。

先週の日曜日、とうとう根負けして、保護する腹を括りました。


保護トライ初夜、餌は食べに来るものの、逃げ回って捕まりません。

2夜目、2時間くらい粘ってようやく捕まえることができました。

生後2〜3ヶ月のオス。

チビとはいえ暴れるので、洗濯ネットに入れて、庭のタライで洗ってやりました。

すぐに体を預けるようになり、拭いてやる頃にはゴロゴロ甘えるようになって。

なんともまぁ、かわいい!

どこから来たのか、母猫や兄弟はどうしたのか、分かりようもありません。

野良生活の割にはやさぐれた感じもなく、綺麗な目をしています。


ただ、ノミや病気があるかもしれないので、先住猫とは隔離して、翌日動物病院に連れて行きました。

ノミ駆除剤をして、寄生虫チェックもして…あとの病気は2ヶ月くらいしないとわからないから、先住猫とはその間隔離してください、と。

そんな時代なんですね。

2匹じゃれあって遊ぶのを見てみたかったのですが、感染予防を優先すると仕方ありません。


2ヶ月も接触させずに暮らすのは大変だなぁと思っていたところ、猫を飼いたがっていた姉が迎えたいと言い、あちらの家族の承諾ももらうことができました。

私も多頭飼いを覚悟したものの、それならその方がお互い良いと思いましたので、めでたく縁組み成立。

本日お引越ししていきました。


淋しくなりましたが、可愛い子猫と久しぶりに触れ合えた幸せな1週間でした。

いっぱい可愛がって、いっぱい可愛がってもらって、人も猫も幸せに暮らしてね。


先住猫もよく我慢してがんばりました。

今夜からまた1人っ子、甘えたい放題です。

87歳の母が「踝(くるぶし)」という名称を思い出せなくて、何日か考えていたそうです。

「足のここ、グリグリのとこ、何ていったかな~?」

ちゃんと思い出そうと努力して、ちゃんと思い出せたので偉いと思います。

私なんか思い出せないことはすぐスマホに頼って、検索してすぐに忘れてしまいます。


足首のグリグリはくるぶし。

では、手首のグリグリのところは何というのか?

そんな話題になりました。

解剖学的な名称はありますが、一般的な通称はどうも無さそうです。

手の小指側は尺骨頭(しゃっこつとう)。

手の親指側は橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)。

一般には浸透しそうにない名前ですね。


ちなみに医療用語で、足の外くるぶしは外果(がいか)。

内くるぶしは内果(ないか)といいます。

体でいう「果」は「丸い骨性突起」を指します。

仏教でいう「果」は因果の「果」、原因から生じた結果のこと。

「成し遂げる、出来栄え、むくい、終わる、終わり」などの意味があるそうです。

手首・足首の健やかさは痛みは、全身のバランスの結果か・・・なんて考えたりしました。


ケアでは、足のくるぶしも手のグリグリも、要らないエネルギーの排出ポイントとして擦ります。

周囲には腱や靭帯が通っていて、手足の複雑な動きを支え、全身に影響します。

大切にどうぞ。

夏、素麺を見ると思い出すエピソード。


ケアの師匠の整骨院で仕事をしていた頃、それぞれ別に受診に来られるご夫妻がいらっしゃいました。

カラッと小さくて可愛らしく元気な奥さまと、縦横大きくて口数少ないゆっくりしたご主人。

随分印象の違うお2人なので、ご夫妻と知ったときは驚きました。


夏場、奥さまが、

「『暑いけん素麺“で”いい。』とか言うけど、素麺がどんだけ暑い料理かわかっとらん!」

と、ご主人の愚痴を仰っていました。

食卓に出てくるときは冷たい料理だけど、作る者はどんなに暑い思いをするか。

お湯を沸かすのも暑いし、茹でている間は溢れやすいから火の前を離れられないし。

「“で”じゃなくて“が”でしょう!?」


その話を聴いた後、ご主人が来られた時に

師匠「毎日暑いですねぇ。こんなときは素麺が美味しいですね。」

ご主人「はぁ、そうですね…。」

という会話に笑いを堪えるのに必死でした。



料理をする人/しない人、あるある話ですが、料理に限ったことではないですね。

「そこ」に至るまでには、色んな方の労力や気持ちが積み重なっています。

感謝を忘れずに。

…と、母が茹でてくれた素麺を涼しく食べた大暑の日でした。

『機動戦士ガンダム』が始まったのは1979年だそうで、その頃は私も観ていました。

「ガンダム」のようなロボットはモビルスーツ(人型機動兵器)と呼ばれて、人が乗り込んで操縦するようにできています。

着るスーツかと思ったら、英語で「戦術汎用宇宙機器」を意味する「Mobile Space Utility Instrument Tactical」の略だとネットに書いてありました。

重機のようだったり、大砲がドカンと撃てたり、戦闘に長けていたり、特性もそれぞれです。


戦闘性を抜きにして、着て動くスーツと考えれば、着ぐるみもある意味モビルスーツですね。

機動性抜群の「ふなっしー」や「くまもん」。

久留米のゆるきゃら「くるっぱ」は愛嬌がありますよ。

恐竜(に入って走る)レースも人気だそうで。

どんなモビルスーツを着たいか、自分に合っているかは、人それぞれだと思います。



肉体をモビルスーツ、乗り手を魂だとすると、理想的な肉体も人それぞれということでしょう。

重視するのは機動性?フォルム?醸し出す雰囲気?

大きくてマッチョ?華奢な方がいい?

大切なのは、モビルスーツと乗り手、肉体と魂の相性。

操縦しやすく、やりたいことができて、行きたいところへ向かえることではないでしょうか。

着心地がしっくりこないと、生きていること自体違和感です。

不自由で、ポテンシャルを発揮することが難しそうです。


自分で自分に手を当てたり擦ったりするセルフケアは、モビルスーツのメンテナンスのようなものだと思います。

フィッティングを良くし、機能を維持したり高めたりすることに役立ちます。

「肉体と霊魂の相性が整う」と思いながら、ご自身に触れてみてください。


完成して数年、ららぽーと福岡に先日ようやく行きまして、等身大「ガンダム」に会って来ました。

見上げながら、これを操縦するのは私には難しいなぁ、私の人生にこの機能は要らないなぁなんて考えていました。


写真右側は、いつぞや遭遇した、魂の抜けた「くるっぱ」。


スキーもダイビングもロッククライミングもやぶさめも、何でも一流にこなしてしまう「ガチャピン」は、同じ肉体をその時々違う魂が操る言うなれば憑依型。

ガチャピン チャレンジ☆シリーズ https://youtu.be/tBLYWPtPIS4?si=2gL8A2Iz8c2gY2GE


「ガンダム」もメンテナンスはしているでしょうし、「ガチャピン」だって汚れをクリーニングしたり破れを繕ったりするはず(?)。

モビルスーツのお手入れ的セルフケアをぜひ、というお話でした。

先日、ブログを見てくださっている方とお話していたら、

「いつかのブログで、七夕って書き出しだったからロマンティックな話かと思ったら、バリバリの理系ネタだった。」

と笑われました。

これのことかなぁと思うのですが・・・

過去記事 宇宙のらせん https://honwaka.theblog.me/posts/19177643

今年の七夕はロマンティックなことを書こうと思ったのですが、思い浮かびませんでした。



7月5日に地球がナントカ・・・という予言もあったようですが、私は興味を向けないようにしてきました。

意識は極力ポジティブな方へ。

とはいえ、今も地震で大変な思いをされている方がいらして、火山が噴火したり警報レベルがあがったりもしていますし、この異常な猛暑。

地球が踏ん張ってくれていることには間違いないと思います。


以前も書きましたが、大難を小難、小難を無難にと(影で)力を尽くしてくださっている方もいるのだろうと思っています。

過去記事 『すずめの戸締まり』 https://honwaka.theblog.me/posts/39966613


予言のようなことが起こらなかったとしても、地球やそういう方たちへの感謝は深くありたいのです。



目に見えて地面は裂けなくても、先で振り返ると

「あの時が分かれ道だったね。」

という時が今かもしれません。

愛の波動の高い方へ意識を持ちましょう。

近頃は、プラグを刺さずに置くだけで充電できる電気製品が増えました。

スマホ、時計、美容機器…。

抜き差しがない分、差し口やコードが壊れるリスクはなくなります。

それにしても、

「なんで!?不思議〜。」

「機械や体に悪い影響はないのかな?」

とか思ったことはありませんか?


ワイヤレス充電には、「電磁誘導」という仕組みが働いています。

電流は磁界を生み、磁界は電流を作る・・・理科で習ったご記憶は?

そんな分野のプロもおられましょうが、ざっくり説明すると~

充電パッドに電気が流れると、パッド内のコイルによって磁界が発生します。

充電したい機器をその磁界の中に置くと、機器の方のコイルも磁界に反応して電流が発生します。

その電力をバッテリーに蓄えるという訳です。



手当てにも、少なからずこの「電磁誘導」のような仕組みが働いているのではと思っています。

私たちの体には、「生体電流」という微弱な電流が流れているそうです。

術者の手は電流による磁界をまとっている訳で、その手をかざしたり触れたりすることで、ケアを受ける人にも磁界が影響し電流が生じる。

となると、細胞内の活動や連携が変化するはずです。

さらに圧や熱や振動などダイレクトに伝わる刺激も相まって、体や心が変化していく、変化を感じるのだと思います。


気功の達人を測定して、今の科学でどれくらい数値に表せるのか分かりませんが、私たちの感覚や命の仕組みは測定機器を超えていますからね。



どんな方の手も、充電パッドのような力があります。

置くだけ充電、ふれあい充電。

人の手って凄いですね。


注意)どう性能を開発して、どう使えばより安全かというところは、取扱い上の注意が必要なこともあります。

それも、充電パッドと同じです。

前回、巨峰の袋がけをした話を書きました。


果物は、品質を良くするために、つき過ぎた実を摘んで数を少なく絞って育てます。

摘果(てきか)と言うそうです。

本格的な作業は素人判断では難しいので、袋がけする前にだいたい一枝一房にしてくれているのですが、落としそこなった房が時々残っています。

袋をかけるときにそれを見つけると、良く育ちそうな方を残して、他を切って落とします。


袋がけの手伝いに行くようになって5~6年?もっと経つでしょうか。

行く度に気になるのが、その摘果(てきか)を捨ててしまうもったいなさ。

摘果メロンのお漬物や青パパイヤの料理はメジャーですが、摘果巨峰の活用はあまり聞かないようです。

酸っぱいし渋いし、手がかかるんですよね。

当の農家さんたちは一番忙しい時期なので、摘果のその後どころではないでしょう。

そこで、外野に出来ることはないかなぁと、ここ3年程実験料理をしています。


砂糖漬け、醤油漬け、オイル漬けなど・・・漬ける系はあまりパッとせず。


使えそうなのは、絞り汁。

ヨーロッパの方ではアグリーダと言って、レモン汁のような使い方をするようです。

実をバラシて綺麗に洗い、フードプロセッサーで粗く潰し、ガーゼで漉して搾ります。

発酵止めと殺菌のために加熱して冷蔵庫保存してみたところ、1年経っても大丈夫でした。

旨みは少し増しているかもしれません。

去年はこのアグリーダで粒マスタードを作ったところ大好評!

今のところこれが1番かなと思います。


今年は砂糖煮でシロップを作ってみたりして・・・。

試行錯誤は続きます。

といっても、続きはまた来年になりますが。

今年も姉夫婦のお手伝い、巨峰の袋がけに行ってきました。

例年より少し育ちがゆっくりなようです。

身内贔屓ではありませんが、姉のところの畑はとても美味しい巨峰が出来ます。

今年もありがとう!とよろしく!を込めて作業しました。


驚いたのは、写真の木。

かなり古木らしく、病気で幹の半分を削ったそうです。

切り倒そうかとも話したようなのですが、愛着もあるし毎年美味しい実をつけてくれるので、残して様子を見ていたところ、沢山の房が下がっていました。

更に、枝からは新しい芽がニョキニョキと!

立っているのも痛々しいくらいなのに、生きよう、生きようとしているのですね。

ものすごい生命力です。

幹にぎゅ~っとハグをしていたら、ジーンとしました。