認知症検査にまつわるエトセトラ
認知症の検査やカウンセリングに立ち会うと、付き添いのこちらの頭の中まで大忙しになります。
よく使われる長谷川式というテストでは、
「100から7を順番に引いてください。」
という設問があります。
「100から7引いて。」
「そこから7引いて。」
「そこから7引いて。」
「そこから7引いて。」
・・・
暗算がめっきり苦手になって、困ったものです。
7というのもミソなのでしょう。
九九の7の段しかり、何故か苦戦しがちですよね。
「知っている野菜の名前をできるだけ多く答えてください。」
と言われると、私の脳内でもチャレンジが始まります。
うちの父などはポツリ・・・ポツリ・・・と答えるくらいですが、友人のお父様は家庭菜園をしていらしたので、名前が出るわ出るわ、
「得意分野すぎてテストにならない。」
と友人が笑っていました。
先日は、たまたま、お知り合いの介護認定更新の面談に居合わせました。
認知機能はしっかりしておられる方なのですが、
「今の季節は何ですか?」
という質問に、答えに詰まってしまわれて。
「夏・・・というにはもう9月に入ってしまったし、暦は秋かもしれないけれど、この暑さはまだ夏だけれど、初秋といってもまだねぇ・・・う~ん。」
ご当人もケアマネージャーさんもご家族も居合わせた私も、
「こりゃぁ難しい(笑)」
皆で困惑しました。
ご本人の得手不得手や家庭環境、地球環境の変化にまで影響される返答をデータ化するのも大変でしょうねぇ。
父の足湯のお供のカエルさん
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