肩の荷
「首や肩がつらい。」
とケアを受けに来られた方に触れて、
「肩の荷が重そうだなぁ。」
と感じることがあります。
重た~いリュックを背負うイメージをしてみましょうか。
ショルダーストラップを胸の辺りで拳でグッと握りしめます。
肩は上がり気味で胸の方に丸め寄せ、腕に力が入ります。
引いた顎は首に埋もれ、頭は前に落ち、背中を丸めて重さに耐えます。
眉間も寄ってしまうし、食いしばりも強くなりそうです。
心理的な荷の重さも、同じ様な姿勢に繋がりがちです。
責任感が強い頑張り屋さんは、ついこんな風に踏ん張って疲れてしまったり。
イメージで背負った荷は、イメージで下ろすことが出来るかもしれません。
例えばこんな感じ。
背もたれのある椅子に腰掛けます。
重たいリュックを背負っている姿勢を作ってみます。
後ろの仮想テーブルにリュックを置いてみましょう。
肩を持ち上げて背を伸ばしたらリュックを置いて、肩を下げ、胸を広げます。
ショルダーストラップから腕を抜いて、手のひらを前に向けて脱力。
背もたれに寄りかかって顎を伸ばしたら、天を仰いで深く息を吐きます。
はい、肩の荷が下りました!
妄想しにくかったら、実際にリュックを背負って下ろしてみるのも手かもしれません。
心が姿勢を作るなら、姿勢で心も変わります。
姿勢から荷を下ろして、少しでも楽な心で洋々と責務を果たしていただけたらと願います。
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