ねじる
麺の束を握ると、「ねじる」ケアを連想します。
ビッチリ束ねられたまま麺の間を広げるのは無理がありますが、ねじると簡単に隙間が生まれます。
体の表面を軽くねじったり揺らしたり擦ったりしたとき、中で起こっているのはこんなことかなぁと思うのです。
腕や脚は、骨や筋肉や腱や血管やリンパ管や神経や色んなものの束です。
筋肉自体も筋線維の束。
疲れや不具合があるときは、これらがミッチミチに固まっていたりします。
癒着して動きが悪かったり、圧迫されて流れが阻害されていたり。
ここに隙間を作るのが、ねじる動きです。
雑巾を絞るように深く絞るのではなく、皮膚表面がズレるくらいが効果的です。
そっとねじって、そっと戻す。
場所を変えてまた、そっとねじって戻す。
固まった束の中に隙間や動きが生まれ、自分を治す働きが蘇ります。
揉むよりほぐれるので不思議です。
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