「疾風に勁草(けいそう)を」
NHK朝ドラ『風、薫る』の今週のタイトル、どういう意味かしらと思っていたところ、教えていただきました。
中国の故事に由来する言葉で、
「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」
激しい強風が吹いて初めて、それに負けない強い草が見分けられる。
転じて、困難や苦難に直面した時にこそ、その人の本当の意志の強さや人間的な価値がわかる、という意味で使われるそうです。
いい言葉だなぁと、朝からひとつ賢くなった気分で車を走らせました。
奇しくも今日は、台風の影響でかなり強い風。
私はこの風に飛ばされずにいられるかしら~などと考えていると、遠く前方の横断歩道あたりが変です。
道路の真ん中に大きなゴミ袋がいくつも散乱していました。
今日は資源ゴミの日。
プラスチック用の折り畳み式回収ボックスが、強風に煽られて根こそぎ吹っ飛んだ瞬間だったようです。
現場まで私の前方に車は無く、これは車を停めて拾うしかないなと思いながら、進んで行きました。
すると、横断歩道を渡ったばかりの小学生の女の子が2人、その大きなゴミ袋を集めてくれ始めました。
ゴミ捨てに来られた男性、通りがかった自転車の青年たち、次々に輪が拡がります。
私が現場に差し掛かるころには、ほとんどが片付いてしまいました。
結局、会釈だけしてその場を通り過ぎました。
ほんの数十秒の出来事でした。
「勁(けい)」は「勁(つよ)い」と読むそうです。
単に力が強いだけでなく、風雪に耐えて折れない草木のように「しなやかで、決して屈しない強さ」を表します。
誰の仕事とも言えない突発的なことに、サッと動いてくださった皆さん。
内から湧き出る勁さを見せてもらったような気がしました。
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