受け取るということ
この頃、反省したことがありました。
ケアのクライアントさんとではない、日常の場面でのこと。
理不尽な人間関係に悩む女性の話を聴きながら、
「そっか~。うん。わかった。受け取った。」
と答えていたら、
「受け取って欲しくなんかない。最後まで一緒に怒って欲しい。」
と言われました。
私としては受容と承認の最大限のつもりだったのですが。
あなたが言っていることも、あなたの大変さもわかった。
あなたが頑張っていることも見ているよ。
あなたの怒りを私の怒りとして同調はしないけれど、あなたの気持ちは聴くよ。
そんなスタンスは、この人には通じないのか~と思いました。
でも、日が経ってみて思い返すと、私の中に「早く話を打ち切ろう」とする気持ちもあったのでしょうね。
彼女にしてみればスカされた感じで、モヤモヤさせてしまったのかもしれません。
やり場のない気持ちを誰かに話して共有してもらうと、楽になることがあります。
私も、いろんな人に話を聴いてもらって救われています。
ありがたいです。
でもほとんどの場合が、解決策やアドバイスを求めている訳ではない気がします。
話しているうちに自分で自分の気持ちに整理をつけて、答えを出していく。
すぐに解消できることもあるし、長い時間と過程が必要なことも、解決しようのないこともあります。
今はこうやって書くことで、頭の中を整理しています。
事情や関係性によりますが、当事者でもないのに一緒になって怒って文句を言うのはどうかと思うんですよね。
怒りに餌を与えることになりかねない。
しかも、一緒に怒ってしまうとそれは私のことになって、解決しようと動き始めずには居られなくなるんだよなぁ。
相手が求めているものと、私のタイプの不一致と言ってしまえばそれまでですが。
悩みや愚痴を聴くって、難しいですねぇ。
何を載せようかとフリー写真素材サイトで「女子会 カフェ 傾聴」と検索したら、1番にこの写真をすすめられて笑いました。
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