心配を手放す
「転ばぬ先の杖」とは言いますが、起こってもいない先のことをあまりにも心配し過ぎるのもどうかと思います。
身近な実話です。
柿の実がたくさん落ちている路地があって、同じ道を通る方が
「(柿の実が)頭に落ちて来ないか心配で、通るのが怖い。」
と仰います。
その下で立ち止まろうとは思いませんが、たまたま通っている瞬間にたまたま頭の上に柿が落ちてくるなんて考えたこともありませんでした。
そうか、心配な方もいるのかと驚きました。
もう1つ。
ツバメが巣を作っている吹き抜け階段を通るのが怖いという方もいました。
突然ツバメが飛んで来るのも怖いし、糞を落とされそうで気持ち悪いとのこと。
これまたそんな風に考えたこともなかったので、そういう方もいるのだなぁと。
私は季節が巡って命がやってくるワクワクの方を楽しんでいたのですが、鳥が苦手な方もいらっしゃるし、病気を運ぶこともあるそうですものね。
とはいえ、心配な気持ちがなければ、恐いことはあまり起こらない気がします。
実は、上のツバメの話には続きがあります。
その巣の下にツバメの落とし物を受けるトレイを設置していたとき、ポトッと私の手の甲に糞が落ちてきました。
「ギャーーーーーーーッ!」
とはなりませんでした。
「あったか~い(^_^) ツバメの糞ってあったかいんだ~。」
「なるほど、巣の縁にとまって外向きに糞をするから、巣の下が汚れて、巣の中はきれいなままなのか~。」
と感心してしまいました。
変な人と思われそうですが。
もちろん、手はきちんと洗いました。
心配しないように、と言ってもなかなか難しいかもしれません。
心配な気持ちが湧いているのに気づいたら、手放す練習をしてみませんか?
心配やサヨナラしたい感情などを取り出して手に握るイメージをして、ポッと開いて落としてみる。
そんなワークもあるそうです。
私もこの頃やってみています。
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