言葉
今日、問われたことに言葉が見つからず、とても悲しい思いをしました。
自分でもそういうことではないんだよなぁと思いながらも無理して言葉をひねり出してみたのですが、
「あぁはいはい、そういう程度なんですね。」
みたいな流れになってしまって。
小さな子どもが
「何があったのか、どういう気持ちなのか、説明してごらん?」
と問われて言葉にできず泣きじゃくってしまうのは、こんな気持ちだったかなぁなんて考えてしまいました。
ものを書いたり言葉を探したりすることが楽しいときもあれば、言葉にできず絶望的になることがあります。
肝心なのは言葉ではなく波動なのですが、ある程度は言葉にしないと伝え合えないこともある。
でも、言葉にした時点で何かがそぎ落とされてしまったり、制約がかかってしまったり。
言葉にしているうちにズレたり、それはもう通り過ぎた偽物になってしまったり。
言葉の捉え方は人それぞれなので、時には発した意図とは違う解釈をされることもあります。
それを思うと、足がすくんだかのように、言葉が出なくなることが時々あるのです。
それでいて、ブログを書いたり作詞をしたりするのですから可笑しなものです。
音楽だと、詩と曲それぞれ単独では語り尽くせないところも、合わさると豊かに表現が拡がっていくから素敵です。
言葉にできない世界を大切にしながら、言葉にする努力と練習をもっとしないとなぁと痛感した日でした。
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