月とリズム
2022年11月8日、今夜は「皆既月食」です。
さらに、月食の最中に、月が天王星を隠す「天王星食」も起こります。
昔は月食を、良からぬことが起こる兆しだと考えた時代もあったそうです。
満月のエネルギーに高ぶった狼人間も、おろおろザワザワしたところでしょうか。
月食は、太陽からの光によってできた地球の影の中を月が通過するときに見られる現象です。
今では多くの方が、不吉と思うどころか、滅多に見られない天体ショーを楽しみにしていらっしゃいます。
自然科学や物理法則で様々なことが解き明かされていくと、根拠のない不安はなくなっていきますね。
月は地球と引き合って、地球の自転を制御しています。
地球が主で月は付属のような気でいるのは、人間だけかもしれません。
月がなくなったら、地球はあっという間に“住めない星”になってしまうでしょう。
人付き合いでの役割も似たようなことがあるなぁ…なんて思ったり。
潮の満ち引きは、月の引力と太陽・月・地球の運動によって起こります。
地表の約70%を包む膨大な水が、月の影響を受けて動くのです。
人間の身体も約60~70%は水分。
影響を受けないはずがないと思いませんか?
実際敏感な方は、月齢によって体調の変化を感じるそうです。
私はそこまでを感じる力はないのでわかりませんが、月の満ち欠けから宇宙のリズムに想いを馳せて、流れに沿うことは大切だと思っています。
ヨガの智慧などでは、月が満ちていくときは充実のアクティブ期、欠けていくときはデトックス期とされます。
月食では、一番強いはずの満月のエネルギーがしばらく遮られるので、普段は見えないものが見えてきり、浄化のタイミングと言われたりします。
意味付けは別としても、442年ぶりの皆既月食+天王星食の今夜を1つのターニングポイントと捉えるのも良いかもしれません。
今夜はたくさんの方が空を見上げて、宇宙を感じているのでしょうね。
世界が平和でありますように。
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