脇の奥
ケアの最中、脇の手当てをしていると想い出す方がいらっしゃいます。
お世話になっている方のお母さまで、心や神秘を見抜く不思議な力をお持ちのようにお見受けしていました。
淋しいことに、亡くなられて数年が経ちます。
何度かケアをさせていただきました。
お仕事柄も年齢もあって手が痛まれるようで、痛みを辿ると脇の奥に手が行きました。
脇の下の深いところに痛みの巣のような場所があって、そこに気を通すと楽になることが多いのです。
「そこよ。あんたが初めて触ってくれた。今まで誰も届かんかった。」
そう言っていただきました。
整体など定期的に受けておられたようですが、そこに手が届く施術がなかったようで。
まだケアを始めたての頃だったので、とても嬉しく自信になりました。
お陰で今に繋がっています。
セルフケアするなら…
反対の手で、対側の脇の下の真ん中の一番指が深く入るあたりに中指(と薬指)を差し込みます。
親指を前側に当てて挟む感じで軽くサポートしたら、触られる方の腕の力は抜きましょう。
力で押し込んだり揉んだりせずに、フーッと息を吐きながら、脇に当てた指先からも息を吐くようにイメージします。
指先から出る滋養たっぷりのシャワーで痛みの巣を洗うような感じ。
うまくいくと、腕~肩~首が緩んでアクビが出たりしますよ。
ケアを受けてくださる方々に育てていただきながら日々があります。
これからも学びながら、育ちながら、お返ししながら、大切にケアをしていきたいと思います。
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