旅先のご親切
先日、車で母と1泊旅行に行きました。
高速道路に乗り、道のりの半分くらいのサービスエリアで休憩してまた走り出すと、エンジンの警告灯が点いていることに気が付きました。
異音や異臭はしませんが、何が起こったのやら怖いのなんの。
ようやく次のサービスエリアのガソリンスタンドまでたどり着けて、ひとまずホッとしました。
店員さんに見てもらって、エンジンオイルや冷却水は大丈夫そうでしたが、
「ここには整備士が居ないので、次のインターで降りて目の前のスタンドで整備士に見てもらった方がいいでしょう。このまま目的地まで走るのは危ないかも。」
とのこと。
途中で降りると高速代が高くつくなぁとか、午前中にあそこまで行きたかったのになぁとかよぎります。
でも、安全以上に優先することはありません。
教えられた通り次のインターで降りて、ガソリンスタンドに入りました。
とても感じの良い整備士さんが応対してくださり、機械を繋いで原因を探ります。
あるセンサーに異常が見つかって、そこを掃除してくださいました。
ところが、余計に酷くなってしまったそうで。
お仲間にも訊きながら色々調べてくださったら、クリーナーを使ったのが良くなかったとかで、部品を交換しなければならなくなりました。
整備士さんも
「僕がいらんこと掃除しすぎたから・・・。」
と申し訳なさそうに、
「代車をお出しするので、これで旅行に行かれますか?」
と。
慣れない車で慣れない場所を巡るのは不自由ですし、それでは帰りにまた自分の車を取りに寄らなくてはならなくなります。
どうせ、母と2人の気ままな旅行です。
サクッと気分とプランを切り替えて、車が直るまでその町を観光することにしました。
整備士さんに町のおすすめの場所と食事処を教えてもらい、お借りした代車でプチ観光です。
少し雨模様の中、咲き始めた桜も楽しみながらの贅沢な時間。
こんなことでもなければ、立ち寄ることもない土地だったかもしれません。
思いもしなかったところを代車で走りながら、
「不思議ねぇ。人生って面白いねぇ。」
と何度も何度も笑い合いました。
最初は翌日になると言われた部品も、無理言って午後には届けてもらい、目ぼしい観光が終わった頃にちょうど修理完了の連絡が入りました。
道の駅で買ってきたお菓子をお土産に、修理と代車と観光情報のお礼を伝えてお支払いしようとすると、
「お代は要りません。自分がいらんことしたせいなので。」
と頑なに仰います。
「いえいえ、そもそも交換が必要だったんですから。せめて部品代だけでも。洗車までしてくださって、洗車代を。じゃぁ代車の費用を。」
どれも「要りません」と仰るので、ご厚意に甘えさせていただくことにしました。
大して入らないガソリンを満タンにさせてもらって、予定の行程へ戻りました。
その後は車も快調で、行きたかったところも食べたかったものも買いたかったものもコンプリートで無事に帰って来ました。
こんな素敵な出来事があるのですね。
整備士さん始め、携わってくださった皆さんに感謝です。
最高の思い出になりました。
このご恩は他の方に3倍、5倍にしてペイフォワードしていきます。
整備士さんが「体に優しいおうどん屋さん」と教えてくれたお店
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