重みを預ける
テレビで美容室をテーマに取り上げていました。
美容師さんが、
「シャンプーをしてもらうときは、自分で頭を持ち上げない方が良い。」
と仰っていて、とても共感しました。
「頭を持ち上げてしまうと、シャワーが首元にかかったりするし、シャンプーも気持ち良くないです。」
お客さん側からすると“協力体制”のつもりが、そうではないのですね。
「頭の重みを使って指圧をかけているので、そのまま預けてくださった方が気持ちいいです。」
とのことでした。
ケアを受けていただくときも同じです。
ぜひ、全身そのまま重みを預けていただきたい。
相手のニーズに敏感な方にありがちなのですが、次の動きを察知して協力してくださると、実は・・・困るときがあります。
例えば、肩甲骨周りを調整しているとき。
ご自分で肩を回されると、得意な動きに流されてしまって、動かない=動かしたいところへエネルギーが届きません。
頭や足の調整など、施術者が力を加えるのではなく、ご本人の重みを利用していることが多いのですが、そんなときご自分で持ち上げられてしまうと、気持ち良い刺激が入りません。
どうぞお気遣いなく、楽に脱力して任せていただけるとありがたいです。
ただ、そういうときのほとんどが無意識なのですよね。
力が入っている自覚がない、抜き方がわからないときは、わざと一度グ~ッと力を入れてからフッと抜いていただくと、リラックスできる場合があります。
就寝前の脱力法にも使えますので、お試しください。
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