菱形筋

ひな祭りのお菓子「菱餅」、子どもの頃は一層ずつ剥いで食べるのが好きでした。

一説によると、植物の「ヒシ」は繁殖力が強いため、その形を模した菱餅に子孫繁栄や長寿の願いを込めたのだとか。

3つの色は、

桃色 「魔除け」 (桃の花)

白色 「清浄」または「子孫繁栄」 (雪)

緑色 「健康」 (新芽)

を意味し、雪の下には新芽が芽吹き、上には桃の花が咲いているように見立てているのだそうです。

初めて知りました。


私たちの体にも菱形の筋肉があるのをご存知ですか?

菱形筋(りょうけいきん)といって、背骨と肩甲骨の内側縁を繋いでいます。

肩甲骨を寄せて胸を広げる、肩をすくめる、手を背中側に回す動きなどで働く筋肉です。

若々しく健康な背中は、菱形筋が肩甲骨をググッと引き寄せることができるので、天使の羽のように見えますね。

でも、デスクワークやスマホなど長く同じ姿勢でいると猫背になりやすく、また心因性のストレスや老化でも背中は丸まりがち。

菱形筋の動きが悪くなり、肩甲骨が胸郭に張り付いたように動かなくなったり、本来真後ろにあるべき肩甲骨がハの字に開いて背中から滑り落ちて肩が内側に入ったりしてしまいます。

菱形筋は背中表面にある僧帽筋の奥にあるので直接は触りにくいですが、肩こりで肩甲骨の間の奥の方が辛いな〜というときは、菱形筋の動きが悪くなっているかもしれません。

書きながら私自身「あ゛~」と思い当たるのですが。



菱形筋をストレッチして血行が良くなると、肩こり改善や綺麗な姿勢に繋がります。

両腕を前に伸ばして組んで、息を吐きながらおへそを覗き込むように背中を丸めるストレッチ。

自分をぎゅーっと抱きしめるハグストレッチ、などなど。

ネットにたくさん紹介されていますので、ご自分に取り入れやすいものを探してみるのはいかがですか。

今日もほんわか

~心と体のほんわか手当て~ ケアサロン ほんわか 堤文子ブログ

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