陽圧・陰圧
この頃「陽圧・陰圧」について考えていたとき、ふと思い出しました。
初めて東京ドームに行ったとき一番驚いたのは、ドームを出るときの風圧でした。
屋根の膜を支えるためにドーム内は外より気圧を少し高くしてあるそうで、入るときや中に居るときはわからないのですが、外に出ようとすると物凄い勢いの風にポーンと弾き出されます。
台風並みの風速20メートルくらいなのだとか。
周りよりも気圧が高い状態を「陽圧」、低い状態を「陰圧」といいます。
例えば、精密機器を扱うクリーンルームや食品工場は陽圧にして、外気が流れ込まないようにしてあります。
ホコリや雑菌が入り込んでは困るからです。
屋根膜を内側から空気で支えている東京ドーム内も陽圧ということになりますね。
コロナ禍で時々耳にした感染隔離室は、陰圧にしてあります。
ウィルス等で汚染された可能性のある空気を室外に逃さないようにして、感染拡大を防止するためです。
ケアをする際、患部を触れないときや触って良いかためらわれるときは、他の箇所を手当てします。
他が流れればそれが陰圧を生んで、本来手当てしたい箇所の老廃エネルギーが吸い出される感じがします。
また、他が満ちればそれが陽圧となって、病んでいる状態が拡がらない感じがします。
直接アプローチできなくても、他にもやれることはあるものですね。
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