菖蒲湯
今年は久しぶりに菖蒲湯をしました。
元々中国では「端午の節句」は、邪気を払い無病息災を祈る厄除け行事だったそうです。
体調を崩しがちな季節の変わり目ですし、まもなく来る雨期に備えて健康促進の薬草として菖蒲を用いたのだとか。
お酒に入れて飲んだり、軒下に吊るしたり、頭が良くなるようにと頭に巻いたり・・・。
日本では、お風呂に入れるのが一番知られているでしょうか。
菖蒲の葉が剣に似ていて、音も尚武(武道を重んじること)に通じることもあり、強く健康な体を願う風習として根付いたのですね。
菖蒲の香りは邪気を祓い、リラックス効果や血行促進作用があると言われます。
お風呂の中で菖蒲の根本に近い方を揉むと、爽やかな香りが広がります。
冬至の柚子湯ももちろん、こういう季節のお湯の楽しみ方はいいですね。
薬なら、体内で効果を発揮するのに適した濃度(有効濃度)があります。
その濃度に達して効果をなるべく持続できるように、使う量や間隔が決められています。
濃度が高くなりすぎると害が出るかもしれないし、低くては効果を得られないかもしれません。
主作用もあれば副作用もある訳で、プロの指導にきちんと従わなくてはいけませんね。
季節湯の風習は、長年において副作用などの問題がなかったので続いてきたのだと思います。
お風呂に入れる程度で有効濃度に達することができるかというと、そこまではないでしょう。
では効果がないかというと、それもまた別の次元の話になりそうです。
例えばホメオパシー(類似療法、同種療法)。
病気や症状の原因となるものと同じか近い物質(植物、動物組織、鉱物など)を水で薄く薄く薄く限りなく薄めて砂糖玉に浸み込ませたもの(レメディ)を摂ることで、そこから回復する力を引き出そうとする療法です。
物質から転写された波動が作用するのでしょう。
同種の波動をあえて加えることで、揺り戻しを促すような?
専門に勉強したり体感したことがないので、語弊があったらすみません。
科学的には成分が含まれない程薄まっているので、効果があるはずがないとかプラセボ効果なのではと言われますが、量子的に解明される時代が来るかもしれません。
参考過去記事『プラセボ効果』https://honwaka.theblog.me/posts/13260716
市民プールに通っていた頃、平日の日中は高齢の方が多く、失礼ながら湯治場のようだなぁと思っていました。
ところが長期休みになると、子どもたちが来て元気に騒いで、途端にピチピチ元気な水に変わります。
映画『コクーン』のプールのようだなと笑ったものです。
確か異星人の繭玉(コクーン)を老人ホームのプールに入れたら、そのエネルギーで老人たちが若返る場面がありましたよね。
水にはエネルギーを写し伝える力があることを、昔から人は知っていた気がします。
菖蒲湯のお陰で、5月も元気に過ごせそうです。
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