筋斗雲(きんとうん)
この頃ふと思ったのですが、孫悟空が乗っているアレ。
どれくらいの速さなのだろうと検索したら、マンガ『ドラゴンボール』の筋斗雲のスピードは、公式でマッハ1.5(音速の1.5倍)=推定時速1800kmなのだそうです。
秒速500mを超えます。
超高速の雲を乗りこなすなんて、ものすごい筋力・体幹・バランス感覚が要りそうです。
空気抵抗もとてつもなくて、とても生身で耐えられそうにありません。
はて、では、地表の自転速度ってどれくらいだったろうかと調べてみると、赤道の長さ約4万km÷24時間=時速約1700km。
(日本の緯度だと、時速1500kmくらい)
トップスピードで計算しても、新幹線の5倍以上、ジェット機の約2倍です。
そんな超高速移動をしていながらも速さを全く感じないのは、周りの空気や全てが地球と同じスピードで動いているからです。
もし重力と遠心力や諸々の釣り合いが崩れたら、私たちはあっという間に宇宙に吹っ飛んでしまうでしょう。
何もかもが地球にめり込んでしまうパターンもあるかも…。
筋斗雲に乗っているような切迫感もなく、普通に座ったり歩いたりボーっと寝転んでいられるのも、絶妙なバランスのお陰なのですね。
ですが、自転の速度も地軸の傾きも変化をはらんでいますし、居場所(緯度)が変われば条件も様々に変化するはずです。
一瞬一瞬に対応しながら暮らしているなんて、潜在的に体にかかっているストレスは莫大なのだなと感じました。
ちなみに、心の清らかな人じゃないと筋斗雲には乗れないそうです。
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