ジャガイモのような人
先日TVで吉永小百合さんが、宇野重吉さんが理想のタイプだった話をされていました。
「ジャガイモみたいで、」
なんだかあまり誉め言葉には聴こえません。
「ホクホクしてて。」
はぁ、なるほど。
検索すると、
「わたしの理想とする男性は年上で、宇野重吉さんのようなジャガイモみたいな顔の人が好き。」
と発言されたエピソードが出てきました。
顔も含めてジャガイモのイメージだったのですね。
ジャガイモ。
何料理でも、どんな調理法でも美味しくて大好きです。
ホクホク。
シャキシャキ。
カリカリ。
もちもち。
アツアツでも冷たくても。
時に主食として、時には存在すら消して基礎に徹する。
炭水化物ど真ん中の顔をして、実は様々な栄養素を含んでいます。
変幻自在に美味しく、常備して安心な役立ち素材。
なんと味わい深い人格者なのでしょう。
そんな人って憧れます。
でも、ジャガイモの芽には毒があるんですよね~。
ジャガイモに含まれる天然毒素、ソラニンやチャコニンは、嘔吐・下痢・腹痛などを引き起こし、ひどい時は死に至るそうです。
日光に当たらないように保管して、芽の部分はきちんと取り除き、緑変した部分の皮は厚めに剥いて食べないといけません。
取扱注意な面もあります。
私は学生の頃、おはぎに例えられたことがあります。
ちょうどその頃の友人に、クールに見えて中身は優しい子がいて、その子は大福。
私はニコニコしているのに、喋っていくと中身は甘くないというのです。
おはぎの様に外側は甘い餡子、でも中は甘くない、しかもワサビ入りだと。
妙に納得して笑ったものです。
この頃の友人に話しても納得されたので、あまり変わらないのでしょう。
ジャガイモみたいな人になりたいなぁと思いましたが、食中毒を引き起こすソラニンより、食中毒を防ぐワサビの方がいいかなぁ。
・・・なんて、どうでもいい考えを巡らせてしまいました。
ジャガイモもおはぎも、どっちも美味しい、どっちも好き。
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