『すずめの戸締まり』
公開中のアニメ映画『すずめの戸締まり』を観てきました。
新海誠監督のここ3作は、主題歌はもちろん映画中の音楽も全編RADWIMPSが制作しているという話をテレビで観たので、どんな感じなのかなぁというくらいで、大した前知識もなく行きました。
いやぁ油断してました、泣いちゃいました。
廃墟にある扉が開くと、そこから禍々しいものが出てきて災い(地震)がおきます。
そうならないよう抑えている力があって、それでも開いてしまったときにそこを閉じる役割を担っている人が“閉じ師”として描かれています。
映画は、17歳の少女・鈴芽(すずめ)が“閉じ師”の青年・草太と出会い、日本各地へ“戸締まり”の旅をすることになるお話です。
草太の「大事な仕事は人からは見えない方がいいんだ」という台詞が印象的でした。
劇場でのプレゼントブックより
映画の途中から、ケアの師匠に聴いていたエピソードと重なって、新海監督はなぜこんな話を描いたのだろうと驚くやら不思議やら。
私がケアを教わった古園井重敏先生は、神谷泰洋先生と仰る超能力者の方からご自分の不思議な力の解明を託されたのだそうです。
半信半疑だった古園井先生に、神谷先生は、「私は大阪湾にある地震の巣を抑えている。私が死んだら10日後に地震が起きるだろう。そのとき君は私の話を信じるだろう。」と仰ったのだそうです。
その話があった翌年、平成7年1月7日に神谷先生は87歳で亡くなられ、その10日後の平成7年1月17日に阪神・淡路大震災は起こりました。
それを受けて、古園井先生はエネルギー解明を決意されたのだそうです。
私がご縁をいただく前のお話ですし、にわかには信じ難いのですが、“閉じ師”の物語を観ながら、そんな人も実在するかもしれない、たぶん世界中に居てくれているのだろうなと信じている自分がいました。
たぶんそれは普通に身近なことにもあって、地域の掃除をしたり、近所のお宮やお地蔵さんを守ったり、「いただきます」「ごちそうさま」もそういうことなのだと思うのです。
「信じるか信じないかはあなた次第」として、災いが起きないように踏ん張ってくれている地球への畏敬は忘れてはいけないと思います。
地球という生命体にそんな災いの扉の様な場所があるなら、人という生命体も同じかもしれません。
禍々しいものや鬼が出てこないように、自分の戸締まりはしておかないといけませんね。
私はケアを通してそのお手伝いをしていると自覚しています。
誰しもに1人で地震を鎮めるような力はないかもしれませんが、自分を治める術は磨くことができるのではないでしょうか。
そんな人と力が増えていくことが、地球を鎮めることに繋がっているような気がするのです。
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