痛みの追い方
3歳の頃、左肘を複雑骨折しました。
近所の子が遊びに来ていて、ダメよと言われていたのに回転椅子に乗った私は、横を走り抜けられた拍子に転落…。
ちびっ子とはいえ、ホント自分が悪いです。
関節が壊れてズレた骨(尺骨)は、皮膚を突き破る寸前だったそう。
腕を砂袋で吊っての入院生活と、痛い痛いリハビリは断片的に覚えています。
もちろんきちんと治療して完治しましたが、違和感が0とは言えません。
使い過ぎたときや疲れたときなど、今でも不具合が顔を出します。
直接的に肘が変なこともありますが、手首が固まったり肩が変だったり、悪いところを挟んで引っ張り合ってる感じがしたりします。
子どもの時から体調が悪くなると左薬指の爪の付け根が紫色になるのも、関係があるのかなぁと振り返ります。
左右の腕の曲がり方が違うので、腕立て伏せは苦手←これは運動不足の言い訳か。
事故車をきちんと整備しても評価が下がるのは、こういうことなのかもしれないなと連想したりします。
怪我や病気を乗り越えて活躍するアスリートは凄いですね。
私はこの怪我のお陰で、今の痛みが昔々の名残から来ていたり、原因が患部ではない他にあるかもしれないことが解るので、今に活きています。
以前のブログで、私たちは全身タイツを着ているようなものだと書きました。
例えば、シャツを変に被ってお腹が出たとして、裾だけいくら引っ張ってもダメですよね。
肩回りがゴニョゴニョになってたら、そこから治さないと意味がありません。
私たちは全身タイツを着ているようなものなので、腰が突っ張るからといって腰だけ触っても、なかなか解消しなかったり繰り返したりします。
痛みの追い方にもコツがあるなぁと思います。
時々、ネガティブばかり探して追って悔やんでいる方がおられます。
そうすると、脳も喜ばないし治りにくくもあります。
痛いのは辛いし、深刻な状態の場合もあるかもしれないので、心配なときは病院を受診してください。
その上で触れても良い状態なら、気持ちいい~を追ってケア出来たら良いなぁと思います。
痛むところに手を当ててボーっとしします。
痛みに囚われすぎず、ご自分のペースで呼吸します。
繋がりを感じることが出来れば、触りたい場所が動いてくるので、誘われる方へ追っていきます。
痛気持ちいいとつい指先でグイグイ押したくなりますが、そうすると押す方も疲れるし、繋がりを感じにくくなります。
指先から息を吐くつもりで、軽い圧の方がおすすめです。
握っているバターやチョコレートが溶けていくようなイメージも良いかと思います。
ある時は、痛みの元へ辿っていけるかもしれません。
根幹へエネルギーを注ぐ、植物の根に肥料をあげるようなケアになるでしょう。
ある時は、痛みの排出口へ向かうかもしれません。
ネガティブを排出するようなケアになるでしょう。
ぜひ、気持ちいい~を追って。
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