しっとり
乾燥する季節になりました。
手も顔も保湿剤が欠かせなくなってきました。
高齢者と暮らしていると、乾燥がてきめん肌の痒みに繋がるのがわかります。
肌には外からの刺激や異物の侵入を防ぐバリア機能があります。
これが弱ると、アレルギーの原因物質や細菌・ウイルスに晒されてしまいます。
バリア機能を保つために重要な1つが潤いです。
肌の場合、水を振りかけるだけでは、その水分が蒸発するときに肌の水分まで奪って一緒に蒸発するので、余計に乾燥してしまいます。
水分を抱え込んで肌に留まってくれる保湿成分を含んだもので、スキンケアをなさってください。
鼻や喉の粘膜も、潤っていると感染症のリスクが下がります。
口の中の衛生状態にも潤いが大切。
体内の水分も足りているでしょうか。
夏は脱水症状予防のために水分補給を心掛けますが、寒くなると喉の渇きを感じにくく、意外とおろそかになったりします。
意識的にちょこちょこ水分摂取に努めた方が良いですね。
人間関係や人柄にも、「潤い」や「しっとり」という表現を使います。
反対は、ギスギス、カサカサ、パサパサ・・・といった感じになるでしょうか。
「しっとり」した人は、落ち着いていて穏やか。
物事に動じずに、包み込むような温かさがあります。
品のある色っぽさも感じます。
行き過ぎると、じっとり、べちゃべちゃ、ベトベト、陰湿で粘着質になるので、何事も適量や限度が肝要ですねぇ。
大火災のニュースに心が痛みます。
お見舞い申し上げます。
大気の乾燥する季節、火の元に気をつけて過ごしましょう。
0コメント