紅葉(こうよう)
木々が色づいてくると、何となくセンチメンタルな気分になるものです。
こんな異常な暑さの夏の後だと、今年の紅葉はどうなのでしょうねぇ。
先日、紅葉の山を伝える番組で、木々が色づく仕組みの話があっていました。
気温が下がってくると光合成の効率が落ちるので、葉を付けておく負担の方が大きくなります。
それで葉を落とすのですが、その前に再利用できるタンパク質を回収するのだそうです。
葉の成分を分解してタンパク質を幹の側に取り出すと、葉の側に残った成分が赤や黄色の素になります。
やがて落ちた葉も、土をカバーし、いずれ養分となるでしょう。
全てが循環して、次の新しい緑へ繋がっていくのですね。
そんな仕組みを知ると、センチさより逞しさを感じてしまいます。
去っていくのは淋しいことじゃなくて次への準備。
暮らしの中でもそう思えると、いろいろと楽になることもありそうです。
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