汗とオシッコ
炎天下の農作業を3日手伝いに行ったら、・・・太りました。
たくさん動いて、たくさん汗をかいて、別にドカ食いした訳でもないのに、朝起きたら体はパンパン、手はグローブのようで、実際体重も増えていました。
あんなに汗をかいたのに、なぜ痩せない?
あんなに運動したのに、割に合わないではないか?
しばらく不貞腐れていましたが、だんだん自分観察が面白くなりました。
紫外線で活性酸素が大量発生して内臓に負担がかかり、自律神経が乱れて代謝が狂ったのだろうか。
いやもっと単純に、全身が炎症状態のような感じがする。
蚊に刺されると患部が炎症で腫れるように、全身が軽い炎症を起こして浮腫んで、一時的に体重が増えたのではないだろうか。
そんなことを考えているうちに、数日で元に戻りました。
それ以降、
「私は紫外線にあたると太る。」
と力説しているのですが、話す人話す人に笑われます。
1人だけ、庭のデザインや植物の手入れをしている友人が、
「私も仕事を始めたての頃はそうだった。外仕事の翌朝は浮腫んでいた。」
と同意してくれました。
「溜まった乳酸が出せないのかな。」
と。
すると別の医療系の友人は、
「汗と尿では排出できる成分が違うからかな。」
とヒントをくれました。
なるほど、猛暑の外仕事では、しっかり水分を摂っても汗になってしまうので、トイレに行きたくなりません。
体温調整のため、大量の水分が汗として失われると、尿に回る水分が減少してしまいます。
良いオシッコが出せていない可能性が高いです。
東洋医学で言う「水毒」の状態が当てはまりそうです。
汗は99%が水分、残り1%が塩・乳酸・尿素。
全身に200万個もある汗腺で、血液から作られます。
皮膚から出た汗は、蒸発することで体温を下げる働きをします。
尿は95%が水分、残り5%が尿素・尿酸・クレアチニン・アンモニア・塩分など。
腎臓で作られます。
体内の老廃物や毒素、余分な塩や水分を血液から取り出して尿にします。
体内の水分のバランスを取る、老廃物を排泄するなどの目的があります。
汗をかいてデトックス~と言われますが、体内の老廃物や毒素を排出する(デトックス)という面では尿の方が役割を多く担っています。
とはいえ、汗をかくことでストレスが解消され、リラックスやスッキリ効果が得られたり、毛穴の汚れが流れ出て肌がきれいになったり・・・という面もあるでしょう。
「熱中症予防のため、こまめな水分補給・塩分補給!」
と共に、良いオシッコがちゃんと出ているかも気をつけなければと思いました。
老廃物が排出できないと、体も気分も重くなりがちです。
そんな時はぜひ、優しく体を擦ってみてください。
わざわざでなくても、お風呂で体を洗う時にそんな意識をちょっと加えるだけでもいいんです。
脇や鼠径部を大きくつまんだり、軽く加圧したまま腕や脚をゆらゆらしてみるのも良いでしょう。
心も体も喜ぶはずです。
喜んでるなぁとイメージしながらすることが一番大事だと思います。
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