左手薬指の話
古代ギリシャでは、「左手の薬指には心臓とつながる大切な血管=愛の静脈がある」と言われていたそうです。
当時、心臓は、人間の心を司る神聖な場所と考えられていました。
ですから、その心臓につながる左手薬指は、命に1番近い指、愛の象徴、神聖な指。
その特別な指に婚約や結婚の指輪をつけることで、永遠に心を結ぶ意味を込めるようになったのだとか。
もう他の恋をしないよう封印するためと聞いたことがあった気もしますが、どうなんでしょう?
お仕事柄や利き手の関係で、指輪はしなかったり、右手にされたり、皆さんそれぞれのようですね。
私は子どもの頃、熱が出たり扁桃腺が腫れたり体調が悪くなる前は必ずといっていい程、左手薬指の爪が紫色になっていました。
小学生のときにはもう自覚があったので、当時から体調のバロメーターでした。
今思えば、パルスオキシメーター(動脈血酸素飽和度や脈拍数を測る機械)を内蔵していた感じです。
特に心臓に何か病気があった訳ではないのですが、幼稚園にあがる前に左肘の複雑骨折をしているので、そんな影響もあるのかなぁと思って暮らしてきました。
この頃は爪の色が変わることは少なくなりましたが、重労働の後や不調になると、左手中指・薬指周りが腫れやすいです。
実は施術でも、クライアントさんの指を握ることで体調を診て(感じて)います。
左手中指・薬指で、心臓・肺の様子。
右手中指・薬指で、脳・神経の様子。
不思議に思われるかもしれませんが、ピンとくるときはくるものなのです。
心臓が弱々しいなとか、呼吸が浅いなとか、脳が疲れていそうだなとか、左脚への伝達がボンヤリしているなとか・・・。
そんなときはその対策をします。
ピンとくるものがないときは、ただそのまま、ありのままです。
「元気に動けー!」とか、干渉するような念は送らないように気をつけています。
「うまく動くといいですね。」「元気だといいですね。」と、フワッと思うくらいです。
その方の課題は、あくまで、その方のもの。
ケアは、自分を整え、自分らしい元気を自分で作れるようになる(戻る)お手伝いです。
0コメント