煤払い（すすはらい）

昨日から今日、今日から明日、毎日同じように連続しているのに、なぜ年末からお正月は特別な気持ちになるのでしょうね。

大掃除をして、ご挨拶状を書いて、１年を振り返って、新しい日を祝って、抱負を決めて…。

やはり、節目を特別な気持ちで過ごすのは大事ですね。

それくらい真摯に毎日を迎えたら、さぞ凄いことになりそうです。

昔は、お正月を迎えるにあたってのお掃除を「煤払い」と言いました。

いろりで薪を燃やす生活では、煤が溜まっていたことでしょう。

今でも神社やお寺の煤払いの映像は、毎年ニュースで目にします。

見ているだけでも心が清められて、福が来そうな気がします。

御本尊の煤払いさながらに、ご自身の体も煤払いを試してみられるのはいかがでしょう？

埃っぽいところから出て来ると、全身の埃を振るい落としますよね？

いつの間にか体にまとったモヤモヤを掃除していくイメージで。

あまり叩くと埃が舞い上がって、吸い込んでしまうのでそーっと。

息を吐きながら擦り払うような感じで、両手のひらで頭の先から下へ向かって軽く擦っていきます。

最後は足の指や裏から地面へ抜けていきます。

私も施術が続く合間にササッと気を入れ替えたいときなど、これを行ったりします。

スッキリきれいになって、たくさん元気が湧きますように。

どうぞよいお年をお迎えください。