おしゃべりな肝臓

肝臓は「沈黙の臓器」と言われますが、私の肝臓はおしゃべりです。


社会人になって、物凄くパワーのいる仕事やとてもストレスのかかることがあると、事が済んで2~3日すると右脇腹が痛むようになりました。

場所的には肝臓の辺りなのですが、「沈黙の臓器」が痛みを発する訳ないし・・・と思って、訳が分からずにいました。

右脇腹痛の因果性に気付いてから15年くらい経ったある時、ご縁があった整体の先生に、

「肝臓の痛みを感じる人も居るよ。」

と言われて、やっぱり!と腑に落ちました。

先生が仰る1番の原因は、食べ過ぎとのことでした。

はい、ごもっともです・・・。

量はさることならがら、自分の代謝能力に応じた食べ方ではないということでしょう。


肝臓には、代謝と解毒、消化に必要な胆汁の生成・分泌など、他にもたくさんの働きがあります。

食べ過ぎや、アルコールや薬物などは、肝臓に負担がかかります。

スタミナ貯蔵庫としての役割も大きいので、私の場合、スタミナを絞り出し過ぎると痛みを感じます。

実際は、肝臓自体には痛みなどを感じる神経はなく、その周囲に多くの神経が集中しているそうなので、正確には、肝臓の負担をそれらの神経が痛みとして伝えているのでしょう。

今では、肝臓が知らせてくれるSOSだと思っています。

格闘技に詳しい方はご存知でしょう。

左のボディーブロー(左手での攻撃)は肝臓(相手の右脇腹)を狙って打ち込みますね。

攻撃が肝臓に入ると、激しい痛みと不快感で、呼吸を乱し動きが鈍くなります。

そして、どんどんスタミナを消耗していきます。

日常でも、地味に嫌な出来事は、「ボディーブローのようにじわじわ効いてくる」なんて表現を使いますね。

打たれ揺さぶられ続けると、体力も意欲も失せていきます。

肝臓のこと、大事にガードしないといけませんね。



私は肝臓(右脇腹)が痛むときは、その辺りを右手で掴みます。

親指を脇、2~4指を背中側に回すとやりやすいと思います。

そして左手の2~4指を、右肋骨の下辺りに差し込むと、ちょうど肝臓を囲む位置になります。

力は入れなくて良いので、ゆっくり呼吸します。

最初は硬くて指が入らないかもしれませんが、だんだん暖かく柔らかくなってきます。

気持ち良いと思えば、もう少し深く指を入れたり、位置をずらしたりします。

私はこれで痛みも楽になりますし、肝臓付近から派生した右の肩甲骨周り~肩~首の不快も軽くなります。



師走に入り、暴飲暴食しがちなイベントシーズンになりました。

肝臓にあまり負担をかけないように、楽しみは目いっぱい満喫したいですね。

どうぞご自愛ください。

今日もほんわか

~心と体のほんわか手当て~ ケアサロン ほんわか 堤文子ブログ

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