こめかみ(蝶形骨)
昨日のケアで、
「頭を触ってもらうと気持ちいいですね〜。」
としみじみ言われました。
中でもこめかみ〜額が極上だったそうで、
「自分でやってもここまで気持ちよく感じないんですよね。」
と。
穏やかな心持ちで誰かに触れてもらうと、手技の成熟度など関係なく、本当に気持ちが良いものです。
1人で抱えていたものが、2人分のポテンシャルでゆったり巡り出す感じが好きです。
特にこめかみは、人に触れてもらうとα波(リラックスと集中の脳波)が出ます。
昭和のマンガやドラマでは、おばあちゃんがこめかみに膏薬を貼っていましたね。
こめかみは、頭の中の目の奥辺りにある蝶形骨という骨の先端にあたります。
蝶形骨は、仮面舞踏会の蝶型のマスクのような形をしています。
他の多くの頭蓋骨のパーツと繋がっていますし、すぐ上には脳、特に視床下部や脳下垂体が隣接していて、とても大切なポジションにあります。
様々な不調は蝶形骨に表れ、蝶形骨の歪みは様々な不調に繋がります。
ケアをしていると、こめかみに熱感や腫れぼったさを感じることがあります。
そんな時は、例えばこのような症状を抱えていらっしゃいます。
頭痛、目の奥の痛み
副鼻腔や聴こえのトラブル
目を酷使している
脳が忙しい
思考がグルグルしているとき
など。
こめかみのケアは、両手の平をペタっと当てます。
強い圧も、「あーなれ、こーなれ」と念じることも要りません。
軽く目を閉じてぼんやり、ゆったり呼吸していただくのが良いかと思います。
次第に脳がクールダウンされていき、こめかみの熱感も腫れもひいてきます。
こういう仕組みを知った上で膏薬を貼っていただくと、より効果的かもしれませんね。
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