日常を離れる
2023年が始まりました。
どのようなお正月をお過ごしでしょうか。
年末年始お仕事という方もおられるでしょう、お疲れさまです。
年越しには日本らしさを感じることが多くあります。
除夜の鐘、お正月飾り、初日の出、初詣…
喪中にはそれに応じたしきたりがあり…
子どもの頃、お節料理の意味を調べる宿題がありました。
黒豆でまめまめしく
昆布でよろこんぶ
田作りで豊作祈願
数の子で子孫繁栄
海老で腰が曲がる程まで長寿祈願
子ども心に「ダジャレ?」と思いましたが、一つ一つ感謝や願いが込められているのですね。
去年と今年はひと続きのはずなのに、誰もが特別な節目を感じます。
儀礼は薄れつつありますが、少し非日常感のある習わしに身を正すことは大事だなと思います。
臨床心理学者の河合隼雄先生が、
「アクションを止めると転機に繋がる。」
と仰っていました。
病気や事故で足止め(のような気分)を余儀なくされることもあります。
でも、そんな中でこそ発見することもある。
全てが動き続けているような現代で、多くの活動が一旦止まるお正月は、日常を離れアクションを止めてみる大切な時間なのかもしれません。
日常に戻るとまた色々でしょう。
それもこれも生きているから経験できること。
1日また1日と、充実を積み重ねていけたら素晴らしいですね。
今年も等身大で感じることを綴って参ります。
レンコンのように見通し良い明るい未来を信じて。
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