モミモミ
知人のご実家になった渋柿をいただきました。
剥いて、紐で結んで、熱湯に潜らせて、ベランダに干して約1週間。
『さるかに合戦』で武器になるくらい硬〜く渋〜い柿が、太陽と風の力で激変していきます。
干して数日後は、指で押すと表面数ミリが凹むくらい。
次第に種の辺りまで届くようになって、出来上がりは中までトロトロになります。
表面から力で揉もうとすると、柿は爆発してしまいます。
ギュッギュと勢いが強くてもダメ。
芯の硬いところまで届くように、「美味しくなってくれてありがとう」ビームで少しずつやわやわにほぐしていきます。
カピカピ乾いた表面も、しっとりぽったりになってきます。
心に余裕がないとできないなぁ。
いや、こうしているうちに余裕が生まれてくるのか…!
スローライフの贅沢ですね。
左:中はまだ硬い頃 右:やわやわ
私の『ほんわかケア』のパンフレットには、「もみほぐしとは違う“柔らかタッチ”です。」と書いています。
渋柿を甘くしていくタッチは、まさにこれでした。
太陽と風のチームに加わって、元気が湧いてくる時間に寄り添う。
これまたスローライフの贅沢です。
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