先心配してもしょうがない
先日の朝、テレビから気風の良いセリフが飛び出してきました。
「言われねぇ前から言われた心配するな!」
再放送があっている朝ドラ『マー姉ちゃん』で、お隣の兄ちゃんがあらぬ先のことを色々心配するお母さんに言い放った言葉です。
人は起こってもいないことを心配したり、過ぎたことにいつまでも怒ったりするものですね。
勝手な思い込みから離れられずに、こうなったらああなったらとグルグルずーっと喋っている人もいます。
脳は、過去に経験した感情と共にそのストーリーを記憶しているのだそうです。
だから下手すると過去のストーリーを何度も再生して、その度に怒りや不安がありありと蘇ってしまう。
過去に実際あったこともあれば、起こってもいないのに勝手に作り出したストーリーに怯えてしまうこともあります。
でもそれは、どれもこれも“今起こっていること”ではないのですよね。
起こる前にシミュレーションして、準備や対策ができることを考えるのは有意義でしょう。
でも、先心配してもどうにもならないことは、悩んだってしょうがない。
そんな自分に気付いたら、サッサと止めるように心掛けたいものです。
あれは出来るだろうか、あの人は大丈夫だろうか、もしああなったら、こうなったら、あれがなくなったらどうしよう…私の頭も忙しく色々なストーリーを作り出します。
でも、先心配したってしょうがない。
私の出身高校の校訓が『克己・尽力・楽天』でした。
己に克ち、力を尽くしたら、後は天に委ねる。
今でも大切にしています。
最後は天に委ねて楽観したいと思います。
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