二の腕のはなし
急に寒くなってきました。
体温調整に気をつかう季節ですね。
寒いの苦手、冷えると調子悪いという方もおられるかもしれません。
生きるために使っているエネルギーの中でも、解りやすいのが熱エネルギーだと思います。
私たちは筋肉を動かすことで多くの熱を作っています。
自転車を走らせると、ライトを点ける電気が起こるのと似ている気がします。
バッテリーに貯める仕組みがなければ、発電を止めるとライトも消えてしまいます。
私たちの体にも、エネルギーを作るのが得意な場所、貯めるのが得意な場所があるようです。
例えば、背中の脊柱起立筋はたくさんのエネルギーを作ります。
私は、背中に発電パネルを背負っているようなイメージで甲羅干しをすると、元気が湧いてきます。
また、下腹の丹田は、エネルギーを貯める場所です。
ここがエネルギーに満ちていると、「太っ腹」とか「腹が据わった人」なんて言われるかもしれません。
持病もあって、熱を作るのが苦手な体質のクライアントさんがいらっしゃいます。
冬場は特に、冷えて体が痛んで調子が上がらないこともしばしばです。
先日のケアのとき、二の腕に触れるとスカスカな印象。
きつかっただろうなぁ、やる気も出なかっただろうなぁと思いました。
擦っているうちに、二の腕にだんだんエネルギーが満ちてくるのが解りました。
二の腕は、エネルギーを作ると貯めるを両方担える場所です。
寒さに震えてつい二の腕を擦っていた…なんて経験はありませんか?
腕をクロスすることで無意識に心臓や肺を温め、二の腕発電&蓄電を行っているのでしょう。
寒いなぁと感じたら、腕をクロスして二の腕をそっと擦ってみませんか?
作ると貯めるをイメージしてじ~っと触れているだけでも、体が温まってくるはずです。
0コメント