元気の源、ミトコンドリアは増やせる

人間が体を動かしたり考えたり、活動するにはエネルギーが必要です。

そのエネルギーの原料ATPを作るのが、細胞内の小器官ミトコンドリアだと前回書きました。

ATPはほとんど体内に貯蔵できないため、常に生成され続ける必要があります。

つまり、ミトコンドリアがたっぷりのエネルギーを作り続けてくれれば、私たちは元気ハツラツでいられそうです。


ミトコンドリアは、加齢や生活習慣、精神的ストレスなどが原因で減ったり、機能が低下したりします。すると細胞はエネルギー不足に陥り、身体は老化に向かいます。臓器の働きや体温など生命維持のために優先的にエネルギーが使われるため、細胞の修復が後回しになり、様々な病気を引き起こすと考えられています。心臓の細胞が傷つけば心臓病、血管が傷つけば動脈硬化…といった具合です。

つまり、エネルギー不足が病気の原因、病気とはミトコンドリアの数や機能が足りなくなった状態ともいえます。


細胞は細胞分裂することによって2つに増えます。

ミトコンドリアはというと、細胞分裂をしないときにも、細胞が必要だと判断したときにはどんどん分裂して増殖することができます。

少し負荷のかかる運動や、プチ断食、適度な日光浴、マッサージなど、良いストレスを与えるとミトコンドリアは増え活性化します。

逆に、精神的ストレス、過食、運動不足、大気汚染、低体温などは悪いストレスになるので、避けたいものです。

心との関係はどうでしょうか?

鬱々とした陰な考えばかりでいると、ミトコンドリアは不活性になって体が冷え、更にミトコンドリアが減って…と、負のスパイラルに陥ります。

ワクワクドキドキほっこりな心持ちは、ミトコンドリアを増やして活性化し、元気の素が溢れてきます。


ミトコンドリアはエネルギー産生だけではなく、エラーを起こした細胞に死(アポトーシス)を促したり、ウイルス感染を知らせたり、免疫や炎症のコントロールに関わっているという研究もあります。

コロナ禍の今こそ大大大活躍して欲しい機能ばかりです。


運動、プチ断食、そしてワクワク!!

皆さまどうぞご無事の年越しを。

今日もほんわか

~心と体のほんわか手当て~ ケアサロン ほんわか 堤文子ブログ

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