“聴こえ”のケア
先日初めてケアをさせていただいた方が、「デコルテが硬い(痛い)んです。」とおっしゃいます。触れると確かにこれは辛そう。さらに、胸鎖乳突筋(※)はもっとカッチカチ。きっとすごく我慢して頑張っていらっしゃるんだろうなぁと伝わってきました。
※胸鎖乳突筋:耳の後ろの乳様突起から胸骨・鎖骨までを繋ぐ筋肉。顔を横に向けたとき、首に斜めに浮き出る筋肉です。
辛いこと(大きなストレス)があると、人は時に歯を食いしばり顎を引き肩を丸め胸を縮めて乗り切ろうとします。『胸が詰まる』『喉を通らない』なんて表現もあるように、この辺りが硬く苦しくなりがちです。例えば、ビンタを待つと想像すると、体の反応をイメージしやすいかもしれません。もちろんスマホなど姿勢の影響もあるでしょうが、胸鎖乳突筋の不具合は精神的なものがとても大きいようです。
「首のここ(胸鎖乳突筋)が柔らかくなるといいですね。」これがデコルテの辛さと連動していること、酷くなると聴こえに障りが出る方もいることをお伝えすると、顔がパッと変わられました。
「この頃耳鳴りが酷くて、耳鼻科に行こうかと思ってたんです!」と。ご縁って、こういうタイミングで繋がるものですね。
「きちんと耳鼻科に行ってくださいね。そして、ご自分で出来るケアもやってみられませんか?」と方法をご紹介しました。
図のラインをグーでそっとさすります。グーの意味はまた改めてテーマにしたいと思いますが、癒しと活力の両方の働きかけがあります。
①(片手であごを支え)あご→耳 耳の裏→鎖骨の中心
②(鎖骨のくぼみ側は強く押さないように、反対の手で)鎖骨の下側を脇に向かって
お風呂でシャボンがついてるときや、ジェルやボディーローションなどで滑りを良くした方が、肌に負担もかかりにくいし、余計な力も入らないと思います。
あくまでそ~っと軽くアイロンで伸ばすような感じです。ストレッチや筋肉のもみほぐしではなく、これで心が和らいでくるんだと信じてお試しください。
人を慰めたり元気にしたりしてくれる『音』が好きで、学生時代は音響を専攻しました。『音』の学びは『波動』の知識として、今活かされています。お仲間にも恵まれて、アマチュアで音楽も楽しんでいます。普通に“聴こえる”というのは、有難い幸せなことだと思います。
皆さまどうか無理し過ぎないで、心も体も“聴こえ”もご自愛くださいね。
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